1974年の創立より厳選された木材選びに加え最新技術を導入し、熟達したクラフトマンの手によって生み出されるテイラー・ギターズ。世界中の様々なジャンルのアーティスト、ミュージシャンから高い評価を得ております。現在、アメリカ国内ではトップクラスのシェアを誇っており、創立以来プレイヤーを魅了し続けるトップブランドです。
マスタービルダーとして新製品の開発を行なっているアンディ・パワーズ氏によってリニューアルされた800シリーズ。そこで確立された技術に改良を加え2016年秋、新たな700シリーズが登場いたしました。トップにはシトカ・スプルースとイングルマン・スプルースの自然交配によって生まれたルッツ・スプルースをセレクトし、サイド&バックにはインディアン・ローズウッド、25.5インチ・スケールからなるネックにはトロピカル・マホガニー、20フレット仕様の指板にはエボニーを採用しております。またルッツ・スプルースからはアディロンダック・スプルースに似た繊細さと力強さを兼ね備えた特徴を持っており、様々な天候に適応しながら今後50年~100年使用可能なようで、森林保護活動に積極的なテイラーらしい木材選定と言えます。
その他に豊かな生鳴りを奏でるよう新たなブレイシングを搭載し、塗装もより薄く仕上げられ、コア材によるバインディング、Douglas Fir(米松)によるロゼッタ、Weathered Brownという渋い模様のピックガード、アバロンによる”Reflections”インレイを採用した指板など雰囲気を損なわない高級感溢れるルックスに仕上がっております。また「714ce-N」のボディ・シェイプには優れた演奏性を誇り一番人気のグランド・オーディトリアム、ネックジョイントには革命的とも言える”NTネック・ジョイント”、カッタウェイにはハイポジションでもストレスを感じることなくスムーズなフィンガリングを可能にした"ヴェネチアン・カッタウェイ"を採用しております。
ルッツ・スプルースからは芯があり粘り強いシトカ・スプルースとイングルマン・スプルースの繊細なトーンを併せ持った上質なトーンをアウトプットし、煌びやかで優れたサスティーンを生むインディアン・ローズウッド・サイド&バック、新たに設計されたブレイシングと相まってよりパワフルで力強いトラディショナルなサウンドを響かせます。さらにはグランド・オーディトリアム・シェイプよりテイラーらしい安定したサウンドが特徴的でピッキング・プレイからフィンガー・ピッキングまでも対応。ピックアップ・システムにはナイロン弦仕様に開発された「ES-N」を搭載し、非常にクリアでヌケの良いアコースティック・サウンドを実現しております。サウンド・ヴィジュアル共にリニューアルされた700シリーズを是非ご体感下さい。
Shape: Grand Auditorium
Top: Lutz Spruce
Back Side: Indian Rosewood
Neck: Tropical Mahogany
Fretboard: Ebony
Fretboard Inlay: Green Abalone "Reflections"
Rosette: 3-Ring Herringbone w/Douglas Fir/Maple/Black
Binding: Non-Figured Koa
Electronics: ES-N
Scale: 25 ?"
Taylor(テイラー)714ce-N